あいづ着物倶楽部


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着物で一泊旅行!!ホテルでの着替えはどうする??

初めての着物での一泊旅行。

着替えや着付け、迷いますよね。

先日、呉服屋さん主催の一泊旅行に参加した時の実体験から、ホテルで着替える時の注意点をまとめてみました。

今回の旅について

マイクロバスに乗って、会津若松市から2時間ほどの米沢市へ、雪灯篭祭りを見に行きました。

一日目は着物パーティに参加し、宿泊は米沢市内のホテルルートイン(シングルルーム)。

一日目、二日目ともに着物で過ごしました。

今回は10ヶ月の下の子連れでの参加でした。

皆さんに面倒みていただきました~♪

ホテルに着いたらまずすること

チェックインをしたら、お部屋の中を確認しておきましょう。

ハンガーの確認

着物を脱いだら、ハンガーにかけておきます。

もし翌日は違う着物を着るとしても、一晩はかならずハンガーにかけるなりして広げておく方が良いでしょう。

そこで

  • 着用した着物
  • 長襦袢(ながじゅばん)
  • 小物類
  • 翌日着用する着物
  • 羽織・道行など
  • コート

これらがかけられるだけのハンガー(少なくとも二つ)があるか確認します。

相部屋の場合、同室の方が何個使うかわからないので、脱いだ時に困らないように、私はこれとこれを使うね、と確保させてもらいましょう。

足りない場合は、宿の方にお願いして追加で貸してもらいましょう。

今回私は、雨コート、着物、長襦袢(ながじゅばん)、帯で4つのハンガーを使いました。

ハンガーをかける場所の確認

通常ハンガーが備えてあるクローゼットの中では、着物をかけるには尺が足りないと思います。

クローゼットの扉や、かもいなどを利用してかけておける場所があるか確認します。

この時、壁や扉が汚れていると大切なお着物が汚れてしまいますので、よく確認しましょう。

今回私は、奥のクローゼットに着物と雨コート、

入口近くのハンガーかけに長襦袢(ながじゅばん)と帯をかけました。

翌日着る着物の準備

翌日別の着物を着る場合は、しわが取れるように、広げてハンガーにかけて吊るしておきましょう。

帯は広げておかなくても支障はありませんが、出しておかれると翌日の着替えがスムーズかと思います。

着替える場所の確認

靴を脱いで上がるお部屋の時は問題ありませんが、ビジネスホテルのように、土足と室内履きの境目があいまいな場合は、脱ぎ着をする場所に気を付ける必要があります。

着物を脱ぎ着する場合、どうしても着物の裾や帯が床に触れることになりますから、なるべく部屋の奥を確保しましょう。

脱いだものを一時的に置くために、布団やベッドが近くにある場所が便利です。

自分の外履きも、なるべく部屋の入口で履き替えるように気を付けてください。

汚れが気になる場合は、風呂敷や、大きめの紙を広げると良いかと思います。

このような衣装敷(いしょうしき)があれば、なお安心でしょう。

 

鏡のある場所も確認しておきます。

脱ぐときは必要ありませんが、着る時には鏡があると助かります。

着替えをするときのポイント

脱ぐとき、着るときそれぞれのポイントをまとめてみました。

脱ぐときのポイント

着物で一日遊んでちょっとお疲れモードですが、最後の一仕事(というほどのことはないですね(笑))!

部屋に入ったら、まず履物を脱ぎましょう!
うっかり部屋の奥まで履いて入ってしまうと、床が汚れてしまいます!

さあ、ちょっと名残惜しい気もしますが、そろそろ着物を脱ぎましょう。

まず、あらかじめ目星をつけておいたハンガーに、コートをかけます(着ている場合)。

次に、同じく目星をつけておいた着替え場所に移動し、外した小物を置くための場所を確保します。

(今回私は、スーツケース置きを広げてスーツケースを置き、その上に風呂敷を広げました。写真手前に写っている山がそれですw)

いよいよ帯を外していくわけですが、この辺から注意が必要。

床が汚れているかもしれない場合は、先に紹介した衣装敷(衣装敷)や風呂敷を敷きましょう。

この時、帯を床に脱ぎ捨ててしまうのではなく(自宅ではそうやっていますが・・・)ベッドや布団を利用すると安心。
自分がクルクル回りながら、ベッドや布団の上に帯を下していきます。

帯が外せたら、次は着物。

裾が床に付かないように気を付けて、そのままハンガーにかけて吊るしてしまいましょう。

腰ひもや伊達締めを外したら、明日の着替えがしやすいように、取りやすいように置いておきましょう。

いつもと違う環境での着付けです。思いのほか手こずることも考えられますので、なるべくスムーズに取れるように工夫しておくことをオススメします。

全部脱ぎ終わったら、帯もハンガーにかけて終了です。

着るときのポイント

基本的に前の日脱いだ場所で着替えればよいのですが、脱ぐときと違って、鏡が必要になってきます。

今回の宿の場合、鏡があるのがちょうど履物を履き替えるエリア。
床の汚れが気になるところです。

着物を床に付けないように気を付けて、鏡の前で衣紋(えもん)の抜き具合と裾(すそ)をチェックしましょう。

帯は、脱いだ時と逆の要領でベッドの上に置いて巻くのが安心です。

帯が床をすらないところまで巻ければ、あとは鏡の前に移動して普段通り着替えましょう。

普段からあまり鏡に頼らずに着替える練習をしておくと、ポイントだけ確認すればよいのでこういう時に役立ちますね。

まとめ

ホテルに宿泊した際の着物の着替えについて実体験をもとにまとめてみました。

いかがでしたでしょうか??

いかに大切なお着物を汚さないか、そして、普段と違う環境での脱ぎ着をいかにスムーズにやるか、というところをポイントとして挙げました。

今回の宿泊はビジネスホテルのシングルルームでしたので、旅館や高級ホテルなどには参考にならないところもあるかも知れません。

体験談や、こうすると良いよ、などアドバイスがありましたら、お問い合わせから頂けると嬉しいです♪

読者さまからの声として、こちらの記事に追加させていただきます☆


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